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巻頭言
当院のHPは平成14年の3月に初めて作られ、その2年半後に1度リニューアルしましたが、ここ5年にわたって大幅な変更はありませんでした。毎月私が書いていたトピックスや毎週書いていた寓話コーナーは、その更新操作とデザインの全てを担当してくれていた木下美穂さんがHP管理会社を退職したことにより更新不可能の状態でした。また、小生も依頼のあるままにガンの末期の方の波動測定をやり過ぎたためか、あるいは分娩の扱いをやめて仕事に対する緊張感が緩んだためか男性更年期障害に陥り、HPを更新する意欲もなく、だらだらと日常診療を続けるだけの毎日でした。そうこうするうちに極端なまでのだるさを感じるようになり、たまたま調べた肝機能検査では劇症肝炎を思わせるようなデータGOT→5880、GPT→6410にまで達し、遂に宇都宮の済生会病院消化器内科に入院することになってしまいました。

その平成20年8月に行われていた北京オリンピックは病院の個室で見ていました。 さて平成20年9月に退院して、毎日午後のみの診療を再開しましたが、肝機能は正常に戻っても、意欲がかつて出産を扱っていた頃のようには戻ってきませんでした。そんな時、ある方の薦めで「インカの昔から喜ばれている奇跡の野菜!」の存在を知り、駄目でもともとのつもりで飲み始めてみました。そうこうするうちに、平成20年の12月頃には意欲も徐々に戻り出し、平成21年になってからはそれまで実施していなかったプラセンタ注射(実は自分の肝機能の正常化のために始めました。)、ニンニク注射高濃度ビタミンC点滴マイヤーズカクテル、そして最近はアトピー性皮膚炎や難治性慢性疼痛に対してプハン普及会の望月佐知子女史の指導のもとに瀉血(刺絡)+プハン(カッピング、吸い玉)併用治療というものを始めました。最近、当院で行っている治療は以前のHPには載っていないものばかりです。それ故、HPの全面リニューアルの必要性を強く感じたため、宇都宮の「パソコンのお医者さん」に在籍していた小倉洋志さんの力を借りて2月から始めて約3ヶ月かかってリニューアル終了しました。 今も当院HPを管理してくれているのは、その小倉洋志さんが代表のMOLE-Designです。

このHPの内容については、当院の外来を受診して、そこでHP内容についての質問をされれば全てお答えしますが、電話でのHP内容についての質問には一切お答え出来ません。 我々臨床医が日常外来をしている時に、目の前にいる患者さんを待たせながら、面識ない方の外線電話に対応する時間が取れないことはご理解下さい。 最後になりますが、小生が劇症肝炎をわずらい、日常生活にも制限を受けて全く働けなかった期間、当院を守ってくれていた小児科医の副院長とスタッフ全員に心から感謝し、今後は栃木県の統合医療のレベルアップに貢献出来るよう努力することをここに誓いたいと思います。

平成22年5月
谷口雄一