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2010年6月のアーカイブ

2010年6月:HPリニューアルにあたって

巻頭言にも書きましたが、3ヶ月かかってやっと新しいHPをアップすることが出来ました。

2月~3月にかけては、ゆっくり原稿書きしていたのですが、4月になって、このままではいつ完成するか全くめどが立たないという現実が見えて来ました。

そのため、4月からは毎日外来が終って翌朝まで寝る間も惜しんでパソコンに向かう毎日でした。

これまでの自分の人生の中で、一番机に向かう時間が多かったのは大学受験を控えた高校3年生の時と医師国家試験直前の24歳の時でしたが、この4月はそれ以上の生活であったかもしれません。

平日は毎日3~4時間程度の睡眠時間で外来の仕事とその後のHP作成の仕事をして、日曜、祭日は朝から寝るまで12時間以上調べものや文章書きをしていました。

18歳や24歳の時ほど体力がないのは明らかなのですが、長くても1ヶ月頑張れば何とかなるという見通しがあったのでやれたのだと思います。高校3年の時のように、この状態を1年やれと言われたら、始める前からギブアップしていたと思います。

そうやって出来上がったHPですので、今は自分でも達成感と満足感を感じています。

いま出版業界が不況なのか、「あなたの考えを本にしませんか。」という案内がよく来ます。

いわゆるバイブル本というものです。

その出版社が出した本のリストを見ると、今までに書店でよく目にしていたものもあり、

「何だ、あの本は自費出版のバイブル本だったのか?」と驚いてしまうものが結構あります。

小生はいくら勧誘されても、自費出版のバイブル本は出す気がありません。

実際のところ、今回のHP作成にそろえた資料があればバイブル本を出すのは簡単なことなのですが、あえてそれはしません。何故かというと、いくら全国の書店に自分の本を陳列してもらっても、実際に当院を受診出来る方は片道2時間以内の方に限られると判断しているからです。それではHPだって全国の人が見る可能性があるだろうと反論されそうですが、このHPは全国の方を対象としているのではなく、当院受診予定の方や1度受診された方の予習、復習のために作りました。

たとえばアトピー性皮膚炎で脱ステロイド治療希望などという方が何の知識もなく来られたら、その方に良く分かるように説明するとなると最低でも30分以上はかかります。

1人の患者さんに30分かけていたら、そのあとの患者さんから必ず「自分はまだ呼ばれないのか?」という苦情が来ます。せっかく来てくださった方に十分な説明時間を確保できないのも申し訳ないのですが、次に待っている方々を考えると初診でもせいぜい10分が限度です。それを補うために私は今回のHPを作りました。

初診の方は自分が相談したい内容をコピーしてきて、その内容に限定して相談していただきたいのです。また、何も知識がなく受信された方には、このHPを紹介いたしますから、まずはその内容をよく読んでから再受信してください。

そうでないと約10分の説明では十分な理解が得られないと思いますし、こちらもアドバイスしたいことのほんの一部分しか話せないと思います。

今回、アトピー完治法のなかで紹介している治療法はいずれも定期的な通院が原則になっています。このHPの内容を遠方の方が読まれるのは全くご自由ですが、通院不可能な方は自宅での実行は難しいものがほとんどです。

また当院では楽天などのような通信販売は行っておりませんので、このHP内の製品を遠方の方にお送りすることも出来ません。

以上のような理由で今後も自費出版のバイブル本は出すつもりがないのです。

バイブル本は出さなくても、今回のHPをすみからすみまで読んでくだされば、当院の最近の治療についてかなりの知識を得られるように作ってあります。

昨年の今頃と比べると、随分と治療の幅が広がりました。今までのHPでは、トピックス、本物商品、寓話コーナーなど随時更新するページが複数ありましたが、今回のHPではそれを1つにまとめてマンスリートークと致しました。最低でも月に1回は皆様に役立つ情報を提供したいと思います。

なにかHPの内容に関して質問などがある場合は外来受診の現場に限ってお答え致しますが、電話やファックスなどでの質問には一切解答いたしませんのでご遠慮下さい。

今月のマンスリートークの最後になりますが、いまの6月現在において1番手応えを感じている治療法は何かと聞かれたら、慢性疼痛に対する「瀉血+プハン」です。今まで、当院では慢性疼痛に対してハリ治療、神経波磁力線、マイナスイオン、遠赤外線、波動照射器、神経ブロック、トッキetcを使いそれなりの効果を出していましたが、この瀉血+プハン療法は時間が10分程度で済み、即効性も今までのものとは比べものになりません。

それ故、今までの多数の治療器を全く使わなくなってしまいました。

肩こり、腰痛、膝痛etcに対しての効果はすでに十分に分かりましたので、次は帯状疱疹後の神経痛や線維筋痛症のような原因不明の疼痛にもこの瀉血+プハン療法を試してみたいと思います。

谷口医院HP http://taniguchiiin.jp/

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