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2014年8月のアーカイブ

好転反応について!

皆さんは「好転反応」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「漢方薬の使いはじめによく出現する症状である。」と知っている方も多いかと思いますが、「好転反応とは、それを摂取することによって、目的とする症状を治そうとする自然治癒力が働く生体反応そのもの!」を意味しています。
この反応は、実は治るための第1歩なのです。
アトピー性皮膚炎を治すために漢方薬を服用した結果、皮膚炎や湿疹がこれまで以上にひどく出たり、痒みが増したりするのも好転反応の1つです。
漢方薬だけでなく、優れた還元力のある食べものを食べた場合にもこの好転反応が現れることが多々あります。
長年ステロイド軟膏を使っていた人が、強い還元力のある食べ物やサプリメントを体に入れると、体液中にある有害物質、生体に不要な異物、老廃物などを排泄しようとして浄化作用が始まります。
まず、非常に高い確率で顕著に現れるのが、水のような下痢が出ることです。
次に、眠気やだるさという緩慢反応、下痢や一時的な便秘、目ヤニ、痰、青鼻、発疹、かゆみ、吹き出物、発熱などの排泄反応が始まってきます。
これが、食べてから比較的早い時期に起こる初期の好転反応です。
次に、きれいになった体液の中で酸化した細胞のサビ取りが始まります。
これは、細胞が新しく再生するときに還元パワーが働くものと考えられ、もとの元気な細胞に戻ろうとする生体反応なのです。
このときに現れる症状としては、痛みや頭痛、背中の痛み、吐き気、発熱などの回復反応が有名です。
また過敏な体質の人の場合、一時的な便秘、下痢、腫れ、発汗などの反応が見られることもあります。
個人差はありますが、病気持ちの人ほど症状が強く出て、半健康体程度の人では反応は軽いことが多いです。
上記の反応は還元力が体に入ってから1~2ヵ月前後に、二次的におこる好転反応です。
特にアトピー性皮膚炎などは全身に腫れや痒みが出てきます。
おもしろいことに、ステロイド剤を塗った箇所に強く現れます。
好転反応の現れる時期や期間・状態は、健康状態、飲んでいる薬、食生活、生活習慣、生活環境などで個人差があります。
また、好転反応は何度も繰り返します。
好転反応は、はじめほど強く現れますが、繰り返す度に徐々に弱くなります。
まるでタイムスリップしたように、怪我をしたり、手術をしたり、病気をした箇所などに現れます。
還元力によって起こる好転反応とは、有害物質を排泄し、不健全な体のバランスから健全な体のバランスに戻そうとする変化が始まっている状態です。
体の機能が正常に戻るためには、避けて通れない必須の生体反応なのです。
長年かかってサビついたサビを体から取ること、そのためには、体にとって悪いものを出来るだけ早く外へ出す作用が必須であると考えて下さい。
結論として、「好転反応」とは長い目で見れば「体がきれいになるための一過性の状態!」なのですから、その時の症状の悪化を自分や身内だけで勝手に過剰心配することはやめて、信頼出来る主治医に相談することをお薦めします。

文責  
谷口雄一

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