ヌクレオチド (NAD) やニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸 (NADP) に変換され、酸化還元反応 (電子が供与体分子から受容体分子に転移する反応) に関与する酵素の補酵素として機能しています。また、NADが基質として利用されるADP-リボシル化反応にも関与しています。ナイアシンは食品からの摂取以外に、生体内で必須アミノ酸のトリプトファンから生合成することができ、食物から摂取したトリプトファンの1/60がナイアシンに転換されるといわれています。不足すると、皮膚炎・下痢・精神神経障害を主症状とするペラグラを引き起こす恐れがあります 。
主な食品のナイアシン含有量 (ニコチン酸相当量) は以下の通りです。(可食部100 gあたり)