男の子を産み分けたいと、男女産み分け研究会(SS研究会)に属している師の病院を訪れた時、まず、天然カルシウムの服用を勧められます。
「これは前にも説明した通り、無脳症児の予防に使われるもの。歯や骨を作るカルシウムを主体としたものなので、体に栄養こそ与えてくれるものの、害になるようなことはまったくありません。」と、SS研の代表者でもある杉山さんは、その安全を証言します。
病院で処方された天然カルシウムを、朝晩2錠ずつ、1日4錠飲むことを、最低2ヵ月以上続けこと。これが、男の子を産むための第一のポイントです。ちなみに天然カルシウムは1ヵ月分3,000円です。
次に、
排卵日当日にセックスをすることが重要。いつもは雑菌などの侵入を防ぐために酸性になっている膣内が、排卵日が近づくにつれ、子宮頸管から分泌される液のせいでアルカリ性に傾きます。男の子を受精するY精子は、酸性に弱くアルカリ性に強い性格を持つので、膣内が最もアルカリ性になっている排卵日にセックスを行うと、着床しやすいのです。
同じ原理で、病院から、膣内をアルカリ性にするゼリー(グリーンゼリー)を処方されます。このゼリーを用いて排卵日にセックスをすると、さらに男の子を受胎する可能性が高くなります。ゼリーは2回分1万円。天然カルシウムだけによる成功率は81%。グリーンゼリー併用の場合はそれより成績が上昇しています。ゼリーの代わりに、重曹液(アルカリ性)で膣内を洗浄する方法も、男の子の産み分け法として昔から伝えられています。
「牛乳瓶が1合瓶に、重曹小さじ山盛り1杯を入れ、ぬるま湯で溶かします。それを洗浄器に入れて、膣内をよく洗うわけです。セックスの15分ほど前に、2~3分かけて洗浄するのですが、失敗しやすいのが欠点。まったくしないよりはいいですが」。
天然カルシウムを飲み続けて4ヵ月目の排卵日に、グリーンゼリーなどを用いて、膣内をアルカリ性にしてセックスを行う…これが今までの話の重点です。
次に、男の子を産むための゛受胎のためのセックス〟について、注意すべきことを挙げていきましょう。
「男の子を作るY精子は、X精子に比べて運動性に優れていても、比較的耐久力が乏しく、短命です。だから、数だけはX精子の2倍近く射精されるんです」と杉山さん。だから、禁欲をして゛受胎のためのセックス〟を行う排卵日に、元気のよいY精子をできるだけ多く射精することが重要になります。
「月経が始まってから、次の排卵日までの約2週間、完全に禁欲できればベストですね。若いご主人には耐えられないかもしれませんので、その場合は、月経が終わった当日や翌日にセックスをする分にはかまいません。その2日間は妊娠する可能性がないからです」と、ともかく、排卵日の5日前から禁欲することは必須です。
Y精子の働きが、アルカリ性の中で活発になることは繰り返し説明していますが、セックスのとき、妻が快感を感じつほど、子宮頸管から膣内へとアルカリ性分泌液が流れ出します。つまり、男の子の゛受胎のためのセックス〟では、夫は前戯にたっぷりと時間をかけ、妻が何回もオルガスムスに達するように努力しなければなりません。また、夫は深く挿入して、できるだけ膣の奥深いところで射精したほうがY精子が生き残りやすくなります。
そのためには、屈曲位(夫が上位で、妻は両足をできるだけ上げて、ひざを曲げる)か、後背位(妻は四つんばいになる、夫は妻の腰を引きつけるようにして後ろから挿入する)が有効。射精後は、夫はペニスを膣内に挿入したままの状態を、10~20分間保つと妊娠しやすくなります。
食事法で男女を産み分けられるという話が、昔から伝わっていもいます。杉山さんによると「残念ながら、医学的な根拠は認められません」とのことですが、おまじないのつもりで試してみるのもよいのでは?
妻は野菜を主に食べ、最小限のたんぱく質を貝類で取ります。夫は魚、肉類の動物性たんぱく質を多く取ります。
以上が男の子を産むためのノウハウです。これらは自宅で夫婦でできるもの。ただし夫婦の協力が必要なことは、いうまでもありません。