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2014年10月のアーカイブ

一般人でも可能な多読法(簡易速読)の紹介!

インターネットの中には、1分間で2万字を読むとか、単行本1冊を5分で読めるなどという驚異的な速読法が紹介されていますが、果たしてそんな超人的な方法を一般人がマスターすることは可能でしょうか?
ほんの数パーセントの方は確かにそのような奇跡的な技術をマスター出来るかもしれませんが、大部分の方は途中で挫折するのではないでしょうか?
最近、私のところに送られてくるメルマガの中で、「これなら普通の人でもマスター出来そうだ。」という速読の方法が記載されていたので、今月のマンスリートークではその内容を皆さんに紹介したいと思います。
著者はマイケル・マスターソンという方です。
彼の本の読み方を簡単に述べると以下の赤文字の内容になります。

「Read less Read more 」 → 「少なく読んで、多く読む。」という意味です。
簡単に言うと、1冊の本の中から1つのビッグアイディアを探す。そして、そのビッグアイディアを見つけたら、それだけをきっちり理解して、それを実際に使ってみる。
他の部分は捨てて構わないということです。

ここから、マイケル・マスターソンの本の中に書いてある具体的な方法を書いていきます。

  • まず最初に、「目的」を明確にします。何のためにこの本を読むのかを明確にすることが非常に大事なポイントです。
  • 次は、「目次に目を通します。」 これで、本全体に何が書いてあるか、おおよその見当がつきます。
  • その次は、「自分の読みたい項目をいくつか選び出す」です。ビジネス書は全てのページを読む必要はありません。自分の目的を達成するために必要な項目だけを読めばいいのです。必要ない項目は流し読みするか、全く目を通さなくても大丈夫です。そして、選択すべき項目とは、自分がその本を読む目的を達成するために必要な箇所のことです。
  • 選んだ項目をもう1度見直して、共通する要素があるかどうか考えます。探すのは、「役立つビッグアイディア」です。自分をより賢明に、より幸せに、そして成功させてくれる原則あるいは視点です。読書でやるべきことは「役立つビッグアイディア」を見つけ、それを理解し、自分の人生や仕事にどう活かすかを考えることです。
  • 「役立つビッグアイディア」を見つけたら、それを理解するのに役立つページのみを詳しく読みます。
  • ここから述べることが実は最重要なことです。学んだ「役立つビッグアイディア」を仕事や日常に取り入れる。本を読み終わってから24時間以内に実行し、自分のものとする、そして次の24時間以内にもう1度行う。さらに、もう1回繰り返す。
    人は覚えたことの80パーセントを24時間以内に忘れてしまいます。さらに、残りの20パーセントもほとんど1週間以内に忘れてしまうのです。
    だからこそ、「役立つビッグアイディア」に注目し、3日以内に3回使ってみることで、しっかりと記憶にとどめられ、やがては自然に使えるようになります。

本には1冊の中に大量の情報が入っている場合もあるし、1つのコンセプトをいろんなパターンやアングルで説明している場合もあります。とにかく、世の中にはいろいろな本がありますが、その本から100個の事を学ぶことは出来ません。実際問題、1週間もたったらほとんど忘れているのが一般人レベルです。それなら、最初から狙いを定めて、1個、あるいは2,3個のアイディアだけを拾いにいく。
小説などをゆっくり味わいながら読む場合は別ですが、ビジネス書においてはこの読書法はとても有効だと思います。
この読書法は忙しいビジネスマンが大量の新刊書に目を通さねばならないときに、とても効果的な方法ですから、ぜひお試し下さい。

文責  
谷口雄一

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