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ビタミンD摂取により数年来の花粉症の悩みから救われた医師夫妻の話!
- 2013年2月17日 10:00 AM
- ビタミンD摂取により数年来の花粉症の悩みから救われた医師夫妻の話!
赤の太文字からはリンクします。
以下の青文字はすべて本の中の抜粋です。
2008年は記録的な花粉量で、3月の記憶がないくらいのつらさ。
妻は私以上で、寝室から出てきません。
抗アレルギー剤は効くのですが、薬はダルさが残ったり、スッキリ感がなく、好ましくありません。
何か解決策はないものか? と探し求めていました。
アメリカはスギが多くないため、スギ花粉症はポピュラーでなく、アメリカでもこれといった優れた対処法は見当たりません。
そして、同年の春に出会ったビタミンDサプリメント。
鼻をかんだ後の「ぴぃ~~~ん」は消失、鼻通りも絶好調なので、花粉症の症状「軽減」への「期待感」はものすごくありました。
やがてついに、2009年の花粉症シーズン突入!!!
あれ? 全く症状がない!! 夫婦とも。
しかし、記録的な前年の花粉量に比べて花粉量が少ないとの報道に、「あれ? どうして? 花粉量が少ないからか?」と困惑する始末。
それでは、ビタミンDサプリメントを飲んだことがない人に! と私のクリニックで症状があるスタッフ10名に1日4000IUを飲ませたところ、自己申告ではありますが、全員の症状が軽減。
しかも私がそうだったように、摂取後数時間で、症状が再度悪化。
その時の反応を見て「花粉症にこれはいいぞ。 特に花粉症症状の重篤化には必ずビタミンD欠乏が関与している」と確信したのです。
このことを、出来る限り多くの、花粉症に悩む方に知って頂き、症状の緩和に役立ててほしい。
そのために、私はこの本を書くことを決意したのです。
上の青文字の記載は2012年の1月に小学館から発売された「サーファーに花粉症はいない」という本の著者である斉藤糧三先生の実際の体験談です。
花粉症対策というと、一般的には抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤、漢方薬の小青竜湯etcの内服、インタール点鼻薬やインタール点眼薬、ステロイド含有の点鼻、点眼薬使用といったものが保険診療として認められています。
保険外のものとしては、麻酔科で行う星状神経節ブロック、一部の耳鼻科が行っている減感作療法などがあります。
昨年、斉藤糧三先生が自らの体験を発表されるまで、花粉症にビタミンDサプリメントが有効であることを知っていた人は、あまりいなかったと思います。
ビタミンDの過不足は医療機関で血液から調べることが出来ますが、測定出来るビタミンDが2種類あることはあまり知られていません。
ビタミンD測定には、健康保険で調べられる1・25(OH)ビタミンDと保険適応外の25(OH)ビタミンDがありますが、実際に体の中のビタミンDの過不足を判断するには、保険適応外の25(OH)ビタミンDの値が重要となります。
自分が花粉症でお困りの方は、1度医療機関で25(OH)ビタミンDの測定をしてもらうことをおススメします。
さて、花粉症にビタミンDが有効という話のついでに、それ以外にもビタミンDが効果を期待出来るものを3つ紹介したいと思います。
1つ目は「がんとの関係」です。
アメリカ国立癌研究所(NCL)からは、ビタミンDが、前立腺がん、直腸がん、乳がんなどの様々な「がん」において、患者の予後に影響を与え、リスク低下、死亡率を低下させるという実態が報告されています。
2番目は「インフルエンザ予防」です。
東京慈恵医大のチームは、平成20年12月~21年3月までのインフルエンザ流行期に6~15歳の子供334人を対象に行った実験で、ビタミンD(1200IU)入りカプセルを与えたグループが、プラセボ群に比べて、インフルエンザ発症率が有意に低下することを報告しました。
3番目は「アルツハイマーの予防」です。
ビタミンD摂取量が少なかった(1週間当たり50μg)女性たちは、摂取量が多かった(1週間当たり59μg)女性たちに比較して7年後のアルツハイマー病の発症リスクが極めて大きかったことが確認されました。
当院で使用しているビタミンDサプリメントは、ナチュメディカのビタミンD3というもので、1錠中にビタミンDを1000IU含有していて、120粒入り4830円ですから、決して高い商品ではありません。
花粉症の症状がひどい方でも、1日に3錠ほど内服すればいいので、4830円のものが40日はもちますから、一日120円程度の出費で服用出来ます。
アメリカからごく最近、以下の内容の 論文(下に青文字で紹介)が発表されました。
北米や欧州に住んでいる人はすべて、冬季は1000IU~4000IU/日のビタミンDをサプリメントで摂るべきである。
また、皮膚の色が濃い人や事務仕事をしている人は、一年中ビタミンDを摂るべきである。ビタミンDの補給は、多大な健康効果を生み出すための安価できわめて効果的な方法である。
ビタミンDは現在、最も注目されているビタミンである。
このように海外では非常に注目の高いビタミンDですが、日本では斉藤糧三先生が啓蒙するまで、あまり注目されておりませんでした。
今でも、日本の耳鼻科の先生で花粉症にビタミンDを推奨する先生は、まだ多くはありません。
しかし、毎年、ひどい花粉症で悩みながら、飲み薬や点鼻、点眼で満足な効果を感じていない方には、是非ともビタミンDサプリメントの内服をおススメします。
当院で使っているビタミンDサプリメントはサイズが非常に小さく、小学校の低学年の方でも簡単に飲めますから、昨年までの治療効果に不満がある方は、2013年の花粉症対策としてビタミンDサプリメントをお試し下さい。
谷口雄一
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